巽 先発枠入り生き残った

[ 2010年3月3日 19:24 ]

 【ソフトバンク3―2西武】先発枠入りに向け、何とか生き残った。ソフトバンクの2年目右腕、巽が初のオープン戦で5回5安打2失点。昨季は登板1試合と期待を裏切った細身の23歳は「1年間、こいつなら任せられるというところを見せたい」と意欲を新たにした。

 立ち上がりは制球がばらつき、西武の先頭打者片岡を四球で歩かせた。しかし、1死後に昨年まで3年連続盗塁王のすきをついたけん制でアウトに。「落ち着くことができた」と自分を取り戻す。キャンプから精度を磨いてきた110キロ台後半のカーブでカウントを稼ぐ粘りの投球だった。
 ただ、これで開幕ローテーションが確定ではない。相手の新外国人ブラウンに2打席連続本塁打を浴びた。秋山監督は「一個一個のボールは良くなっている。でも、同じバッターに2発食っとるようではあかんなあ」。巽にとって毎回が勝負のマウンドだ。

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2010年3月3日のニュース