押せ押せ五十嵐！出たーっ１５３キロ

速球で押しまくったメッツ・五十嵐亮太

９回登場！五十嵐セーブ・デビュー

　【メッツ４―２ブレーブス】オープン戦初登板。４―２の９回を無失点で“初セーブ”を挙げたメッツの五十嵐亮太は、控え捕手の派手な抱擁に照れ笑いした。制球がばらつくも速球の球威で押し、無安打１四球。「いきなり最後で少し緊張したが、抑えられて良かった」と息をついた。
　強風の中、ブルペンで３０球といつもより入念に準備し、速球が走った。若手を相手に、最初の右打者をこの日最速の１５３キロの内角速球で中飛に。一死一塁から左打者を低めの速球で二ゴロに仕留めると、最後は右打者を内角速球で詰まらせ、中飛に打ち取った。
　１８球のうち１５球が速球で、「直球で押せた。直球を待っている打者を詰まらせることができたのは自信になった」。一方でフォークとスライダーは明らかなボール球となり、「全然思ったところにいかなかった。制球できないと厳しい」と課題に挙げた。
　マニエル監督は「ストライクが取れていたし、速球がとても良かった」と評価し、ワーセン投手コーチは「これまでの制球力ではなかったが、初戦だからね」。次回は４日か５日に２回を投げる予定だ。（共同）