トーリ監督リーダー指名!黒田自覚のバント練習

[ 2010年3月3日 15:40 ]

練習に励むドジャース・黒田=グレンデール

 米大リーグ、ドジャースの黒田博樹が2日、新しい変化球の手応えを話した。この日はアリゾナ州グレンデールでのキャンプで5度目の投球練習。36球を投げ、現在習得中のチェンジアップも数球試した。

 「感覚としては良くなっている」。広島時代から得意とする落ちる変化球が、大リーグでは「気候や場所によって変化が違う」。そんな時の“代役”がチェンジアップで「奥行きや、距離感を出したい」と期待を膨らませている。
 大リーグ移籍3年目を迎え、チーム内での立場は変わりつつある。トーリ監督はキャンプ初日、「若い選手が多い中、黒田はリーダーの一人」と評したが、それは早朝から個人練習に励む黒田の姿が、若手の手本になるからだろう。この日は送りバントの練習中に、自分も生きるバントを試みた。「打つのが得意じゃないから」と笑うが、究極の目的は安打を狙うことではない。「そういう姿を見せることで、チームの意識も変わってくる」。リーダーの自覚は十分だ。(共同)

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2010年3月3日のニュース