元G小原沢氏が母校・城西大の監督に就任

[ 2010年2月9日 06:00 ]

巨人では中継ぎとして活躍した小原沢氏

 首都大学リーグ1部の城西大の監督に元巨人の小原沢重頼氏(40)が就任することが8日、分かった。

 昨秋の指揮を執った田中助監督は退任する。小原沢氏は城西大から91年ドラフト2位で巨人に入団。主に中継ぎとして活躍し、通算3勝を挙げた。98年に引退後は駄菓子などを扱う小売店経営にも携わっていた。この日、大学で辞令の交付を受けた小原沢氏は「守り勝つ野球を目指す。東海大という高い山を越えたい」と話した。
 城西大は昨春のリーグ戦で東海大に次ぐ2位と躍進したが、昨秋は6位。入れ替え戦を制し1部残留を決めたが、大学側では創立45周年の節目の年に巻き返しを図るため、OBの小原沢氏の招へいを決めた。水田理事長は「大学を挙げて支援したい。母校に帰ってくるのは大歓迎」と全面バックアップを約束した。

 ◆小原沢 重頼(こはらざわ・しげより)1969年(昭44)8月9日、埼玉県生まれの40歳。浦和実から城西大に進み、3年秋に最優秀投手とベストナインを獲得。リーグ戦通算20勝8敗の成績を残した。91年ドラフト2位で巨人に入団。98年には榎とのトレードでロッテに移籍後、同年で引退した。プロでの通算成績は47試合に登板し、3勝7敗、防御率は6・55。04~06年と08年には明星大の投手コーチを務めた。1メートル82、78キロ。右投げ右打ち。

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2010年2月9日のニュース