雄星、大忙し!投げて、飛んで、長~い1日

[ 2010年2月9日 06:00 ]

試験のため宿舎から空港へ出発する雄星

 西武のドラフト1位左腕・雄星が大忙しの1日を過ごした。8日、全体練習には参加せず、アーリーワーク(早出練習)で午前9時すぎに志願のブルペン入り。その後は9日からの卒業試験に備え宮崎・南郷から約7時間かけて、午後6時すぎに岩手・花巻に戻った。

 キャンプ初の3日連続となるブルペンで立ち投げ58球、座らせて106球を投げ込んだ雄星は「タイミングが合った時はいい球がいっていた。後は精度を高めていきたい。フォームはもう少しです」と振り返った。前日にはフォームを気にしすぎて力が緩むことを指摘していた潮崎投手コーチは「ちょっと変わってきたんじゃないの」と力強い投球に満足げだった。
 渡辺監督からは「リフレッシュしてこい」と言葉をかけられたが、2日間で7、8教科の試験を前に「全部不安。勉強もできていない」という。それでも「テストを受けた後に練習して、少しでも進化、進歩した状態で宮崎に戻りたい」と、ネットスローなどでフォームを完成させる構え。さらに昨年センバツで好投した鵡川戦のDVDを見て、イメージトレーニングを行うプランも語った。雄星は11日に再び宮崎入りし、12日から全体練習に合流する。

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2010年2月9日のニュース