実はピアニスト!“マッスル館山”の進化に注目

[ 2010年2月9日 08:21 ]

 【ヤクルト担当・丸井 乙生】

 ヤクルトの館山昌平投手(28)が“マッスル館山”に変身している。1月の米ハワイでの自主トレでウエートトレーニングの強化メニューをこなし、ベンチプレスで最大124キロを上げるパワーを身につけた。8日は予定になかったブルペン入りを敢行し、立ち投げで20球。「せっかく投内連係で肩をつくったのでもったいないと思って。ウエートトレーニングをピッチングに変えていく作業をしています」と独自の肉体改造について説明した。
 もともとパワー投手ではあるが「ここまで筋肉をつけたのは初めて」だという。3年前から本格的にウエートトレーニングを導入したことでカットボールの球速が130キロ台から140キロ台へアップ。昨季最多勝を獲得する要因となった。今年はさらにパワーアップを図り、中でも大胸筋が急成長。その分、キャンプのブルペンでは投球動作で右ひじのしなりを利用する瞬間に胸の筋肉がつかえるようになった。「ちょっと邪魔だなと思うくらい硬かったので、そこはほぐして柔らかくしていきます」と話した。
 自分の髪の毛は各種はさみを取りそろえてカット。キャンプには趣味のピアノ演奏をするために昨年から電子ピアノを持ち込むなど、好奇心旺盛な館山ならではの肉体改造。「筋肉が投球に連動していくと面白いですよ」。館山が自らの変化を楽しんでいる。

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2010年2月9日のニュース