制球難克服の村中、指揮官「Gキラー」に指名

[ 2010年2月9日 06:00 ]

フリー打撃で登板する村中

 ヤクルト・村中が沖縄・浦添キャンプで高田監督から「Gキラー」に指名された。フリー打撃初登板で打者2人と対戦し、力強い投球で29球のうち安打性の当たりは3本。

 開幕カードの3月26日からの巨人戦(東京ドーム)で、高田監督は「あの打線を抑えるには力があって生きのいい投手。村中、由規が出てくれば戦える」と第2、3戦目の先発に期待を寄せた。
 巨人戦は過去2年で8試合に登板し0勝6敗と未勝利だが、08年5月3日の対戦では9回1死まで無安打に抑えた経験もある。昨季苦しんだ制球難も克服し、08年夏の左ひじじん帯損傷から立ち直った。対戦した相川は「ブルペンでは投手陣で一番いい球を投げていたし、打席でも前へ飛ばすことができなかった」と後輩に脱帽した。変化球でも従来の横への変化でなく、西武・石井一が得意とする斜めに変化するスラーブを習得中。村中は「今年は1年間安定して投げ切りたい」と意気込んでいた。

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2010年2月9日のニュース