マイナー契約が妥当の声…決まらぬ尚成の移籍先

[ 2010年2月9日 11:17 ]

高橋尚成

 巨人からフリーエージェント(FA)となり、米大リーグ入りを目指している高橋尚成投手が、所属先が決まらないまま、米国で自主トレーニングを続けている。

 今オフは各球団の財布のひもが固く、35歳以上で契約していない選手は多い。巨人で先発として活躍した左腕も4月で35歳。「先発投手としてメジャー契約」が希望とされるベテラン左腕を取り巻く状況は厳しい。
 西海岸に拠点を置く、ある代理人は「マイナー契約が妥当でしょう。日本選手の付加価値も以前ほどではなく、驚きはない」と明かす。評価が低い理由について「先発に確実に入れる実績がなく、救援の経験も浅い。メジャー契約への説得力が乏しい」と手厳しい。
 米メディアではジャイアンツ、パドレス、パイレーツなどが興味を示しているとされているが、当該球団から具体的な動きは伝わってこない。5日、代理人のグリーンバーグ氏は取材に答えて、「まだ交渉を続けている」とだけ説明した。各球団のバッテリー組のキャンプは18日から次々と始まる。(共同)

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2010年2月9日のニュース