由規 “涌井流セット”見習う!

[ 2009年11月3日 06:00 ]

 ヤクルトの由規が“涌井流セット”の習得をオフのテーマに掲げた。

 2年目の今季は走者がいない場面では被打率・209も、走者を背負うと同・293。さらに、得点圏では・354にはね上がり、セットポジションでの投球に課題を残した。この日は秋季練習に参加し、ブルペンで80球。踏み出す歩幅を半分に縮めた新セットポジションを試し「歩幅が狭いとクイックの動きが遅くなると思っていたけど、広い時との差を感じなかった。上から投げ下ろすように、もっと球に角度をつけたい」と語った。

 理想とするのは西武の涌井だ。沢村賞右腕は走者なしの被打率・224に対して、走者ありでは同・202、得点圏は同・188。由規とは対照的にセットポジションで抜群の安定感を見せた。由規は初出場した7月の球宴で、ベンチから涌井のフォームを観察。シーズン中もテレビ観戦し「無駄のないシンプルなフォームで直球に伸びがある。三振もたくさん取れている」。4日から始まる秋季キャンプ(松山)でフォームを固める考えだ。

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2009年11月3日のニュース