松井秀、夢“つなぐ”左前打も…ヤンキース反撃及ばず

[ 2009年11月3日 10:01 ]

フィリーズ戦の9回、代打で出場し、左前打を放つヤンキースの松井秀

第6戦は先発復帰 松井秀「次の試合で決める」

中3日のバーネット乱調「最悪の気分だ」

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01年のジョンソン再現だ!リー「いつでも投げる」

 米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は2日(日本時間3日)、フィラデルフィアのシチズンズバンク・パークでヤンキース(ア・リーグ)―フィリーズ(ナ・リーグ)の第5戦が行われ、ヤンキースの松井秀喜外野手は5―8の9回無死二塁から代打で登場、左前打を放って一、三塁とチャンスを広げたが、チームはジーターの遊ゴロ併殺の間に1点を返すにとどまり、6―8で敗れた。
 対戦成績はヤンキースの3勝2敗。第6戦はを再びニューヨークのヤンキースタジアムに舞台を移して4日(日本時間5日)に行われる。
 9年ぶりのワールドシリーズ制覇にあと1勝のヤンキースは、1回2死一塁からロドリゲスの右翼線への適時二塁打で1点を先制。その裏、中3日で先発したバーネットが無死一、二塁からアットリーに3ランを浴びて逆転を許すと、3回にも3失点して降板。
 ヤンキースは5回1死一、三塁からデーモンの一ゴロの間に1点を返したが、7回にはアットリー、イバネスのソロ本塁打を許した。
 第1戦で1失点完投勝利の左腕リーを攻めあぐんでいたヤンキース打線は、8回無死二、三塁からロドリゲスの左中間二塁打で2点、1死三塁からカノの中犠飛で1点を返して3点差に詰め寄り、9回もポサダ、松井秀の連打で好機をつくったが、あと一歩届かなかった。

 ▼松井秀の話 (左前打は)高めだったので上からたたくような感じでうまく打てた。(敗戦も)8、9回にいい攻撃が出た。自分たちの攻撃に自信を持てる。次の試合で決められるようにやる。(先発に復帰するが)結果が出るようにいつも通りやるだけ。

 ▼ヤンキース・ジラルディ監督の話 (バーネットは)中3日での登板が原因とは思わないが、これまでのような制球力がなく、立ち直ることができなかった。第6戦でペティットを中3日で先発させるかは明日の練習を見て決める。

 ▼フィリーズ・マニエル監督の話 (シリーズ5本塁打のアットリーは)自分の知る限り、もっとも才能と情熱があり、用意周到な選手の一人だ。あいつが勢いづいたら、1、2カ月は続く。物事が彼にいいように作用している。(リーの第7戦登板は)検討している。どこで使うかは分からない。

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2009年11月3日のニュース