元阪神の中込氏、八百長事件で台湾検察が一時拘束

[ 2009年11月3日 17:25 ]

 台湾プロ野球リーグを舞台にした八百長事件の捜査を進める台湾の検察当局は3日も引き続き、台湾チーム兄弟の監督を務めていた、プロ野球阪神の中込伸元投手(39)を事情聴取した。台湾の法律で元投手は容疑者扱いとなり、2日夜から身柄を拘束されたが、3日午後に8万台湾元(約22万円)の保釈金を積んで拘束が解かれた。出境禁止処分は続いている。

 今回の事件では、賭博グループの男と選手を引き合わせていたとされる元選手が、中込元投手と親しかったため、当局は元投手が事件の「鍵を握る人物」(地元メディア)とみて、さらに調べる方針。
 報道によると、中込元投手は元選手と会っていたことは認めたが、事件への関与は否認。一方、兄弟の捕手が9月の試合で八百長をしたと供述するなど、これまでに計6人が事件関与を認めている。
 中込元投手は当局が事情聴取の手続きに入っていた2日午後、日本に帰国しようとしたために一時拘束された。(共同)

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2009年11月3日のニュース