東海大相模4強入り!センバツ出場が濃厚に

[ 2009年11月3日 06:00 ]

 来春センバツの重要な参考資料となる秋季高校野球関東大会は2日、千葉県内で準々決勝が行われ、東海大相模(神奈川1位)が7―0で浦和学院(埼玉1位)を下し、06年以来の出場が濃厚となった。初出場を狙う東海大望洋(千葉2位)、花咲徳栄(埼玉2位)も4強入りした。前橋工(群馬2位)―千葉商大付(千葉1位)は延長13回日没再試合。再試合は、3日正午に千葉県野球場で行われる。準決勝は4日、決勝は5日に順延となった。

【関東大会


 【東海大相模7-0浦和学院】東海大相模は一二三(ひふみ)が投打に大暴れし、センバツ切符を引き寄せた。先頭で迎えた3回、外よりに甘く入ったカーブを中越え先制ソロ。投げては7回を5安打無失点と危なげなかった。大会前には門馬監督から「甲子園を決めるまで、おまえが打って投げて周りを安心させろ」とゲキを飛ばされたという一二三。OBの原監督は、日本シリーズの真っ最中。最速149キロ右腕は「日本シリーズは見ています。(OBの)大田さんも成し得なかった甲子園が見えたので(大田に)報告します」と声を弾ませた。

 <東海大望洋 初の甲子園ほぼ手中に>【東海大望洋4-1桐蔭学園】東海大望洋は、初回、2回に2点ずつ得点。効果的な先制パンチが効いて、春夏通じて甲子園初出場をほぼ手中にした。先発の長友が11安打5四球と苦心のマウンドも、押し出し四球の1失点のみで完投。相川監督は「先制できたのが大きかった。長友は粘り強く投げてくれた」と称え、試合後はエースとがっちり握手を交わした。

 ≪前橋工―千葉商大付は日没再試合≫千葉県野球場第2試合の前橋工―千葉商大付は、延長13回を終えて8―8。球場には照明設備がなく、続行不可能で午後4時42分に日没再試合が決まった。延長13回2死満塁のピンチをしのいだ前橋工・小暮監督は「日没再試合?初めてです。よく負けなかった」とホッとした表情。千葉商大付・吉岡監督は「8点も取れたのは想定外。再試合は過去4勝1敗なのであした決着をつけたい」と意気込んだ。

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2009年11月3日のニュース