6発飛んだ空中戦!最後は巨人「シリーズ100勝」で幕

[ 2009年11月3日 18:08 ]

3回、巨人2死、小笠原が右越えに勝ち越しソロを放つ

ブッシュ前大統領が始球式

 【巨人7―4日本ハム】プロ野球の日本シリーズ第3戦は3日、東京ドームに舞台を移し、対戦成績が1勝1敗の巨人と日本ハムが対戦した。巨人はオビスポ、日本ハムは糸数が先発登板した。
 7年ぶり21度目の日本一を目指す巨人は本拠地での初戦で、李承ヨプを「6番・一塁」に起用。3年ぶり3度目の制覇を狙う日本ハムは第1、2戦で無安打の金子誠に代わって二岡を遊撃手で先発に入れた。
 日本ハムは1回2死から稲葉の右越えソロ本塁打で1点を先制。さらに2回には小谷野の中越えソロ本塁打でリードを広げたが、その裏、巨人は李スンヨプ、阿部の2者連続のソロ本塁打で同点に追いつき、3回には小笠原の右越えソロで勝ち越した。
 ソロ一発の打ち合いは止まらない!5回表には田中から本塁打が飛び出し、日本ハムが同点に追いついた。
 その裏、巨人は2死から坂本四球、松本の左への安打で一、二塁。ここで前打席本塁打の小笠原がフェンス直撃の二塁打。2人が還り勝ち越し。初めてソロ本塁打以外の得点となった。
 巨人7回のマウンドは越智が守り切ったが、8回は、山口自らの一塁へのけん制悪送球や内野の守備の乱れで1点を日本ハムに献上し点差はわずか「1」となった。
 しかし巨人はその裏、小笠原の四球、ラミレスの安打、谷の四球とジワジワ築いた2死満塁のチャンスに阿部がきわどく一、二塁間を破る2点適時打を放ち大きな2得点。7―4とした。
 9回のマウンドは当然クルーン。簡単に2死を取った後、代打・稲田の投ゴロをクルーンが一塁へ悪送球。続く代打は中田。東京ドームのファンも沸いたシーンだったが、クルーンの速球の前に豪快な空振り三振で試合終了。3発のソロを浴びたオビスポに勝ち星が付き、巨人は日本シリーズ通算100勝目をマークした。試合後の監督インタビューでも「これからも一戦必勝です」と原監督にはおごりはなかった。

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2009年11月3日のニュース