オリの金子熱投！二塁踏ませず２年ぶり完封

２年ぶりの完封で９勝目をマークしたオリックス・金子

　【オリックス６―０ソフトバンク】オリックスの金子が２年ぶりの完封で９勝目。４安打で一度も二塁を踏ませなかった。打線は四回、フェルナンデスの２ランなどで効率よく得点した。ソフトバンクは２カード連続の負け越しで、日本ハムとのゲーム差は７に広がった。

　≪クールに喜ぶ技巧派≫オリックスの金子が６月２６日以来の勝利を４安打完封で飾った。それでも「僕に勝ちが付かなくてもチームが勝った試合もあるし、焦りはなかった」とクールに喜んだ。
　「技巧派でもあり、本格派でもある」と清川投手チーフコーチが評するように、１４０キロ台後半の直球と多彩な変化球を駆使した。２回に小久保に四球を与えたが、続く多村は狙い通りの遊ゴロ併殺打。５～８回に１本ずつ安打を許したが、後続を完ぺきに抑えた。
　２年連続の２ケタ勝利まであと一つ。右腕は「数字の目標は設定しない。投げる試合は全部勝ちたい」と宣言した。