内海被弾!被弾!今年はこんなシーンばっかり…

[ 2009年8月15日 06:00 ]

<巨・神>1回2死、新井にソロアーチを浴びる巨人・内海哲也

 【巨人4―7阪神】巨人・内海は首をかしげた。「鳥谷さんのは失投ですけど、後の2人にはいい所に投げた。力負けかなと思いますけど…」。1試合に3本塁打を許すのは自身初。今季の被本塁打18本は05年に並ぶ自己ワーストとなった。

 18本のうち、直球で13本も打たれている。スライダー3本、チェンジアップは2本。カウントを取りに行った直球で、手痛い一発を浴びることが多い。昨年はわずか7本しか本塁打を許していない左腕に、本来の直球が見られない。
 初回1死二塁からは鳥谷に初球のスライダーを右中間席へ運ばれた。阿部の要求は外角。本人が言うように内寄り高めに投げた失投だった。2死後、新井には2―2と追い込み勝負に行った内角直球。4回1死一塁からは桜井に2―3から内角低めの難しい直球をスタンドまで運ばれた。「きょうは球が行っていないなと、投げていて感じていました」。130キロ台の直球が目立った。
 原監督は「3本のホームランだもんね。重い点になりました。(調子は)良いか悪いかで言えば悪いでしょう」とコメントした。内海は5月に2軍落ちし再調整となったが、それ以外はローテーションを守っている。夏場で疲れが出ているのか、技術的な問題なのか。勝負の秋へ向け課題ははっきりしている。
 3年連続2ケタ勝利を挙げている内海が、今季はまだ5勝。投手の基本に立ち返り、内海本来の直球を取り戻すことが必要だ。

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2009年8月15日のニュース