今季最短2時間11分!久保スイスイ4年ぶり完封!

[ 2009年7月30日 20:41 ]

4年ぶりの完封勝利をマークした阪神・久保

 【阪神2―0横浜】阪神は久保が4年ぶりの完封と会心のピッチングで、今季5勝目を挙げた。1死球と制球力も抜群だった。2安打に抑えて、12三振を奪った。タイガース打線は1回に鳥谷の右犠飛で先制。5回にも1点を加えて、久保を援護した。横浜は三浦が好投したが、打線が沈黙して見殺しにした。

 ≪阪神7季ぶり2戦連続完封≫新人だった2005年以来の完封。しかも阪神としては前夜の岩田に続き、7季ぶりの2試合連続完封。だが、淡々と振り返るのが久保らしい。「最後、球児(藤川)で勝った方がいいと考えていた」と冷静だった。
 腕を振り、低めへの変化球が抜群だった。「(球宴期間中の)休みの時からフォークが良かった」と久保。打者のかなり手前でワンバウンドするボール球にも、面白いようにバットが回った。
 得点圏に走者を背負ったのは4回だけ。散発2安打。6回以外は毎回の奪三振で、自己最多にあと1個と迫る12三振。与死球こそ一つあったが、四球はなかった。「セキ(関本)さんに調子がいいと、何度も暗示をかけられた」と笑った。
 「後手、後手になって何度も試合を壊した」との反省から、テンポ良く攻めた。今季両リーグ最短の2時間11分で投げ切って自身4連勝。「いつもはガタガタと落ちる。今年はない。過去にないことでビックリしている」と話していた久保。プロ5年目で、初めて夏場に調子を上げてきた。
 チームも今季初の同一カード3連戦3連勝だった。

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2009年7月30日のニュース