「こいつらは強い…」的中した関西学院指揮官

[ 2009年7月30日 18:27 ]

 【兵庫決勝・関西学院4―1育英】雌伏の期間を経て、古豪が鮮やかに復活した。関西学院が、70年ぶりに夏のひのき舞台に戻ってくる。育英を下してつかんだ甲子園切符。広岡監督は「全員野球で勝ち取った」と目を細めた。

 粘り強かった。7回に1点を先制されたが、動じない。その裏、1死三塁から代打永井がスクイズを決めて同点とした。8回には1死満塁の好機に、4番・高馬の右前打で1点を勝ち越し。さらに鳥内の2点適時打で突き放した。
 関東遠征では、強豪の早実や桐蔭学園と互角の試合を演じることで自信をつけた。「こいつらは強いんじゃないかと思った」と指揮官。予想は的中。兵庫大会の5回戦では、今春の選抜大会で4強に入った報徳学園を撃破した。
 1916年の第2回大会で初出場。20年の第6回大会では全国制覇を成し遂げている。窪主将は「一つ一つ勝って、全国優勝する」と高らかに宣言した。

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2009年7月30日のニュース