投手に3ラン浴びた…川上、5回途中で6失点で8敗目

[ 2009年7月30日 10:00 ]

マーリンズ戦の5回、この試合3本目の本塁打を浴び厳しい表情のブレーブス・川上

 米大リーグ、ブレーブスの川上憲伸投手は29日、マイアミでのマーリンズ戦に先発、4回2/3を投げ、3本塁打を浴びるなど、7安打6失点で敗戦投手となった。今季5勝8敗。チームは3―6で敗れた。

 制球に苦しみながらも3回まで1失点でしのいでいたブレーブスの川上は、4回に崩れた。2四球とボークで2死二、三塁。迎えた投手のジョンソンに中越えの3点本塁打を浴びた。「投手に本塁打を打たれたのは情けない」と、試合後はさすがに元気がなかった。
 続く5回は先頭打者に左越えソロ。2死後に再び左翼席へと運ばれた。打たれた89球目は、ど真ん中への力のない直球。3本塁打は、大リーグで自身ワーストとなった。
 直球はばらつき、変化球もコースに決まらずボール球が先行した。「自分でも、なんでもっと思い切り投げないんだと。打撃投手のように投げている感じ」と、本人が首をかしげる乱調だった。
 日本と違うストライクゾーンやボールに苦しみながらも、34歳の右腕はその場で修正しながら登板を続けてきたが、この日は「試合の中で原因が見つからなかった」という。蒸し暑いマイアミの夜は、悔しさばかりが残った。

 ▼川上の話 特に投手に(本塁打を)打たれたのは情けない。腕を振る投球ができなかった。何が大きく悪いかというのは分からないが、結果的に腕が振れなかった。試合の中で原因が見つからなかった。自分でも、何でもっと思い切り投げないんだと。打撃投手のように投げている感じで、ああいう結果になってしまった。

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2009年7月30日のニュース