松坂反省 首脳陣との会談ネット報道で…

[ 2009年7月30日 06:00 ]

 レッドソックス首脳陣が28日(日本時間29日)、フロリダ州フォートマイヤーズで調整中の松坂に対して不快感をあらわにした。発端は球団のトレーニング法ではなく、個人に合った練習法の重要性を説いた松坂の発言が、一部日本メディアのネット上で報じられたこと。これに対してフランコナ監督は「内密に話し合ったものを彼が公にしてしまったことがとても残念でならない」と監督室で話し合った内容であることを重要視。ファレル投手コーチも「話し合いに持ち込まれず、このような形(マスコミの報道)で出されたことはがっかりした」と表情を曇らせた。松坂は既に首脳陣に対して電話で経緯説明を行い、軽率な発言に対する反省の意は伝えた。

 地元メディアが“球団批判”として英訳したことで、首脳陣のさらなる怒りを買ってしまった今回の騒動。松坂はトレーニングについては「球団のリハビリシステムは素晴らしい。自分の考えるものとミックスして新しい可能性が見つけられたらいい」と一貫して話してきた。球団の方法論を軽視したことはなく、自分の考えも組み入れてほしいと訴えてきただけだったが、思わぬ形で誤解を生んでしまった。

 松坂はチームがフロリダ州セントピーターズバーグに遠征する8月4日に、その後の練習方針について首脳陣と話し合う。その上で球団、そして日米メディアにも真意を伝え、誤解を解くつもりだ。

 ≪試合は痛い敗戦…≫チームはアスレチックスに痛い敗戦を喫した。7―4で9回2死までこぎつけたが、遊撃手グリーンの2失策もあり、抑えのパペルボンが1回3安打2失点と炎上。土壇場で同点に追いつかれると、延長11回に2点を勝ち越されて8-9で力負けした。今季3度目の救援失敗に守護神は「こういうこともある。切り替えるしかない」と厳しい表情。なお岡島は7回途中から登板し、2/3回を3安打1失点、斎藤は延長11回途中に登板し1/3回を1安打無失点だった。

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2009年7月30日のニュース