チーム打撃でハラデー攻略 マリナーズ連勝

[ 2009年7月30日 10:58 ]

イチロー5戦連続マルチ!200安打まであと「50」

 【マリナーズ3―2ブルージェイズ】マリナーズが、全員野球で好投手ハラデーを攻略した。「プレッシャーをかけ続けたことが鍵だ」とワカマツ監督が振り返ったように、少ない好球をじっくり待ち、小技もポイントで絡めた。
 2003年にサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得したハラデーは、150キロ前後の速球を軸に、カーブやチェンジアップの制球もいい。イチローは、その多彩な投球術に「一番(気を付けないといけないこと)をピックアップするのが難しい」と言う。
 七回、逆転のきっかけはサンダースのバント安打。そこからイチローが右前打で続いた。三回には、得点にこそつながらなかったが、鮮やかなバント安打も決めた。チーム打撃に徹したイチローの姿勢が、マリナーズを象徴していた。
 リーグ屈指の好投手を打ち崩しての連勝。27日まで、大敗が4試合続いた。プレーオフ争いから脱落したと、気の早い周囲は受け止めていたが、イチローは静かに「別に(自信を)失っていないですから」と話す。試合前に発表されたトレードも、今後の戦いを見据えた補強。マリナーズはまだあきらめていない。(共同)

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2009年7月30日のニュース