松坂が騒動の“渦中”に…米紙が「球団批判」と報道

[ 2009年7月30日 15:47 ]

フロリダで調整するレッドソックス・松坂

 右肩の不調を理由に故障者リスト入りしている米大リーグ、レッドソックスの松坂大輔投手が騒動の渦中にいる。松坂はチームを離れフロリダ州で調整中だが、一部の日本メディアで報じられた、投げ込みなどの日本式練習を希望した発言が、米メディアに引用され「球団批判」と受け止められたためだ。

 1勝5敗、防御率8・23とスランプに陥り、納得のいく調整をするため球団に要望を出していたのは確か。首脳陣と24日に会談した後、松坂は「今までと違い、肩の状態を保てば球数を投げてもいいと言われた。大きな前進」と喜んでいたばかりだった。
 首脳陣にしてみれば、松坂の要求に理解を示した後だけに、気分がいいはずがない。選手批判をめったにしないフランコナ監督が28日「会談内容を公にするのは、愚かな判断。残念だ」と不快感をあらわにした。
 ただ、29日に電話で話した際「松坂は通訳を使わず、自ら英語で話そうとした。そしてわれわれの気持ちを理解してくれた」という。同監督は「ここ数日間はろくなことがなかったが、お互いに引きずることなく、次に進める」と事態の収束を宣言した。松坂のメジャー復帰時期は未定だが、誤解を解き、あとはマウンドで答えを出すしかない。(共同)

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2009年7月30日のニュース