“砂遊び卒業してくれ”…勝負どころ踏ん張れない東野

[ 2009年7月30日 23:35 ]

 【中日5―3巨人】巨人が2―0と先制した直後、先発の東野から、そこまであった攻撃的な姿勢が消えた。

 5回、井端と荒木相手に球が甘くなり、連打されて1点差。6回もそれは変わらず、先頭の藤井に中前打、小池に逆転2ランを許した。リードを守ろうという気持ちが強く出たように見て取れた。東野は「先制してもらった次の回に点を取られては…。悔しい」と、うなだれるしかなかった。
 今季、先発陣入りした東野の球には威力もあり切れもあるが、前半戦は4勝5敗といまひとつだった。勝負どころで踏ん張れない姿はこの日も同じで、ベンチで右腕を叱咤した原監督は「そろそろ砂遊びは卒業しないといけない」とさらなる成長を促した。
 若手の成長株が踏ん張れず、中日戦は2カード連続で負け越し。悲願のリーグ3連覇に向け、中日が高い障壁であることを再び痛感する3連戦となった。

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2009年7月30日のニュース