ダルビッシュ痛かった1回の3失点…

[ 2009年4月3日 18:03 ]

1回、楽天・セギノールに2ランを許したダルビッシュ、鶴岡の日本ハムバッテリー

 【楽天3―1日本ハム】楽天は1回に鉄平の適時三塁打とセギノールの2ランで3点を先制。6回を6安打1失点の岩隈から、細かく投手をつなぎ逃げ切った。楽天の開幕戦勝利は4年ぶり。日本ハムはダルビッシュが完投したが、立ち上がりの失点に泣いた。

 ≪ダルビッシュ“らしい”立ち上がり≫立ち上がりのまずさを時折見せるダルビッシュらしい失点だった。1回1死二塁。鉄平に150キロの低め真っすぐを三塁打され先制点を許すと、続くセギノールには2ランされて、この回、わずか7球で3失点。121球で完投はしたものの、白星はつかめなかった。
 2回のピンチは、田中の好守で切り抜け、ようやくエンジンがかかった。中盤以降は緩い変化球を効果的に使い安定した投球を披露。「真っすぐが走らず、切り替えるのが遅かった。最初から変化球を多めにしておけば…」。2回以降は無失点に抑えただけに、立ち上がりが悔やまれた。
 記憶に新しいのが、WBC第2ラウンドの韓国戦だ。先発マウンドを託されたが、1回にいきなり3失点。この時も先頭打者に安打を許し、立て直せないまま、失点した。修正能力にたけているといっても、松坂や岩隈と比べると、やはり、若さがかいま見える。
 楽天戦で敗戦投手になったのは2006年4月13日以来、3年ぶり。昨季の対戦防御率0・45とお得意さまだった楽天の先制攻撃に足をすくわれ、疲労感も倍増だ。「今すぐ眠れますよ。それぐらいの疲労度。完投って、こんなに疲れたっけ」と苦笑いした。

 

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2009年4月3日のニュース