WBC行けなかった2人…和田完封!松中5打点!

[ 2009年4月3日 21:05 ]

3回、通算1000打点を達成したソフトバンク・松中

 【ソフトバンク8―0オリックス】ソフトバンクは和田が3安打完封。テンポの良い投球で自己最多タイの14三振を奪い、二塁を踏ませなかった。打線は松中が犠飛と適時打3本で5打点と活躍。オリックスの小松は制球が甘く、4人の外国人が並んだ打線も不発だった。

 ≪あの時の“決起集会”が実った≫秋山新監督の船出に花を添えたのは、WBCメンバーに落選した2人だった。「何とか2人でお立ち台に立ちたいというのがあった」。ソフトバンクの松中は、そう言って胸を張った。
 チャンスはすぐに訪れた。1回1死一、三塁でWBC日本代表の小松が投じた4球目。外寄りの137キロを逆らわずに左翼へ打ち上げ、先制の犠飛。「いい緊張感で入れた」と松中。好機で回ってきたこの日の全4打席で打点を挙げ、3安打5打点の活躍。残り2打点だった通算1000打点も、簡単にクリアした。
 和田も負けてない。2006年9月以来の完封は、開幕戦のプロ野球タイ記録となる14奪三振のおまけが付いた。直球は140キロ台を何度も計測。オープン戦より確実に速くなった生命線を軸に組み立て、オリックス自慢の4外国人には1安打しか許さなかった。
 WBC代表に漏れた2月22日の夜。チーム宿舎に戻り2人だけで食事を共にした。「決起集会みたいなもの。一日で切り替えられた」と和田が明かす。悔しさを糧に、投打の柱がチームを開幕戦勝利に導いた。

続きを表示

2009年4月3日のニュース