試合に出ない選手も頑張った 清峰が母校にV報告

[ 2009年4月3日 18:55 ]

 選抜高校野球大会で初優勝した清峰高の選手が3日、優勝旗を手に長崎県佐々町の母校に帰り着き、同県勢として初めて成し遂げた甲子園制覇の快挙を報告するとともに「夏も甲子園に」と決意をアピールした。

 午後3時半すぎ、選手を乗せたバスが校門前に到着すると、出迎えた教職員や生徒、地元住民ら約300人が大きな拍手で祝福。選手は驚いた様子を見せながらも、優勝のメダルを胸に誇らしげな笑顔を浮かべた。
 直後に近くの町立文化会館で開かれた報告会では、集まった約1000人を前に吉田洸二監督(39)が「まず2勝するのが目標だった」と明かした上で「試合に出ない選手やみなさんのサポートのおかげで優勝にたどりつくことができました」と声を詰まらせた。
 屋久貴博主将(17)は、感謝の言葉に続き「気を引き締め、夏の甲子園に向けて頑張っていきたい」と春夏連覇への決意を表明。満員の会場からは「がんばれ」「応援するぞ」などと大きな声援がわき上がった。

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2009年4月3日のニュース