わずか59球降板も「楽天・岩隈」4年ぶり開幕勝利

[ 2009年4月3日 22:24 ]

 【楽天3―1日本ハム】7回のマウンドに、楽天の岩隈の姿はなかった。「疲れがあったので。状態はいい方ではなかった」。6回を1点に抑えていたが、わずか59球で降板した。WBCのエース対決として注目されたダルビッシュとの投げ合いは、やや寂しい形で終わった。それでも、チームに勝利をもたらすという最も重要な役割は果たした。

 WBC決勝で先発した韓国戦での力投など、大車輪の活躍をした影響は、明らかにあった。球速は140キロそこそこで、序盤は甘く入る球も目立った。三振は1つもなし。ただ、それでも崩れないあたりはさすがだ。6安打されながら、2つの併殺打などで、傷口を最小限に食い止めた。
 自身にとってもチームにとっても、開幕戦の勝利は球団創設1年目の2005年以来、4年ぶり。納得のいく投球ではなかったものの「白星は大きい。これで乗っていければ」と素直に喜んだ。

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2009年4月3日のニュース