「春は投手力」が復活!評判の大型投手が対決

[ 2009年4月1日 16:27 ]

 今大会で屈指の好投手2人が勝ち残った。右の今村は清峰を担い、左腕の菊池は花巻東を背負っている。どこかで顔を合わせたら、きっといい投げ合いになるだろうと楽しみにしていた。組み合わせ抽選で異なるブロックに分かれていたが、最後の最後で対決が実現する。

 プロも高い評価で注目してきた。今秋のドラフト会議では人気を集めるだろうし、即戦力としての力量も秘めている。こんな大型投手がそろって決勝戦の舞台に躍り出てきたことで「春は投手力」という古くからの言い伝えも復活した。
 投手を軸にして守りを固める。打力偏重の野球も面白さはあるが、防御を張り巡らせて進める野球も捨てがたい。清峰も花巻東もエースに頼り切っているというより、厚い信頼感に結ばれている。2人はチーム内で突出しているのではなく、いい形で収まっているのに好感がもてる。
 この日は今村が126球、菊池は136球。投球数にも大差はなく、余力を振り絞ってのマウンドになる。

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2009年4月1日のニュース