憲伸ダンディーカーブ抜群!NVP男脱帽

[ 2009年4月1日 06:00 ]

<ブレーブス・レッドソックス>先発して6回2失点の川上憲伸は同僚のディアズにからかわれ笑顔

 【ブレーブス4―3レッドソックス】ブレーブス・川上の話題はカーブに集中した。コックス監督は「飛びぬけて良かった。ダンディーだ。今あのビッグカーブを投げられる選手は少ない」。最も遅い球は66マイル(約106キロ)。打者が反応できずに見送ると、観衆からは「あれが噂の球だ!」と歓声が上がった。3打席凡退し、5回はカーブに中飛に倒れた昨季のMVPペドロイアも「スローカーブに驚いた」と脱帽するしかなかった。

 直球の最速は93マイル(約150キロ)。最大球速差44キロで翻ろうした。「ストライクを取るカーブと、追い込んでから投げるカーブと、メリハリをつけられた」。4三振のうち3つをカーブで奪った。5回2死からバルデリにオープン戦初被弾となる同点2ランを許したが、投げ合った松坂も「あの腕の振りで投げれば打者は体が突っ込む」と話したように威力十分だ。
 オープン戦最長の6回を4安打2失点は松坂とほぼ互角の内容で、防御率は1・74。4日タイガース戦では3、4回を投げ最終調整する予定だ。「最後の1回は結果を求めなきゃいけない。シーズンでもっとレベルアップできればいい」。11日のナショナルズとのデビュー戦に向け、川上は順調に仕上がっている。

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2009年4月1日のニュース