ノムさん、ダル対策に2番小坂で速攻!

[ 2009年4月1日 06:00 ]

 岩隈を援護や――。楽天・野村監督がエース対策で注目される4月3日の開幕戦、日本ハム・ダルビッシュ対策を明かした。相手エースが課題とする立ち上がりを攻めるべく2番・遊撃に巨人からトレード移籍した小坂を抜てき。さらに下位打線のポイントゲッターとして高須を起用して打倒・ダル打線を編成する。

 「あいつ、気を抜くやろ。下位打線がポイント?そうや。あとはリック、小坂の1、2番でいこうと思っている」。開幕まであと3日。Kスタ宮城でフリー打撃を見守った指揮官がダルビッシュ対策を口にした。ポイントは思い切った小坂の抜てき。本来なら遊撃は昨年チームトップの34盗塁をマークした渡辺直起用が既定路線だが、オープン戦で打率・389のリックと同・345の小坂を並べることで、立ち上がりに課題のあるダルビッシュに速攻をしかける。さらに名手・小坂の守備で余計な失点を防ぐ目的もある。
 そしてダルビッシュが油断しがちと考える下位打線には、勝負強さに定評がある“必殺仕事人”高須を起用。下位で気の抜けない打線でダル討ちをもくろむ。ロッテ時代の05年以来となるダルビッシュとの対戦に小坂は「何も言われていないけど、自分はしっかり体をそこに向けてスタンバイさせるだけ」と静かに闘志を燃やした。
 「岩隈に完封お願いするしかない」。野村監督はジョークを飛ばしながら青写真はできている。エースの援護態勢へ開幕からIDをフル回転させる。

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2009年4月1日のニュース