143キロ左腕・近田が難敵を完封

[ 2008年7月18日 06:00 ]

<神戸国際大付・報徳学園>神戸国際大付打線を5安打完封した報徳学園のエース・近田

 【報徳学園2―0神戸国際大付】強敵を撃破した。最後の打者を高めの直球で空振り三振に仕留めるとドラフト上位候補左腕の報徳学園・近田がマウンドで吠えた。「試合前から落ち着いていました。(今夏の)4試合の中で一番の投球ができました」

 神戸国際大付を相手にMAX143キロの直球を低めに集めて三塁を踏ませず5安打11奪三振の完封勝利。昨夏の決勝カードを再び制して、2年連続13回目の夏切符へ大きく前進した。この日は同じくプロ注目の神戸国際大付・山本、松田との投げ合いということもあり、阪神、日本ハムなど9球団25人のスカウトが集結。今春はマメをつぶし地区大会2回戦で敗れたが、完全復活を印象づけた。
 「神戸国際大付に勝つためにやってきたんじゃなく、日本一になるためにやってきた」と近田。甲子園まであと3勝。一気に駆け抜ける。

 ◆近田 怜王(ちかだ・れお)1990年(平2)4月30日生まれの18歳。兵庫県三田市出身小2年から野球を始め投手。報徳学園中では「三田シニア」で3年夏に全国大会4強。シニア・リーグの世界大会の日本代表にも選ばれる。報徳学園では2年春夏にエースとして甲子園出場。ともに初戦敗退。1メートル76、80キロ。左投げ左打ち。50メートル6秒8、遠投110メートル。MAX147キロ。

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2008年7月18日のニュース