60発男・大田は“ジーター級”

[ 2008年7月18日 06:00 ]

<東海大相模・新栄>3回無死満塁、東海大相模・大田が中前に適時打を放ち、この試合3安打と大当たり

 第90回全国高校野球選手権記念大会(8月2日、甲子園)の地方大会は17日、全国33地区で209試合が行われた。北神奈川大会2回戦では東海大相模がプロ注目の大田泰示内野手(3年)の3安打3打点の活躍で新栄にコールド発進。また岡山大会では今センバツ出場校の興譲館が3回戦で敗退した。18日は全国16地区で72試合が行われる。

 【東海大相模19―0新栄】一発は出なくても勝負強さを存分にアピールした。東海大相模の高校通算60本塁打の大型遊撃手・大田が初戦の新栄戦で4打数3安打3打点の活躍。チームを19安打19得点の5回コールド勝ちに導き、巨人、阪神、ソフトバンクなどバックネット裏に集結した9球団18人のスカウトをうならせた。
 「得点圏で(走者を)還さなきゃいけない仕事なので良かった」。身長1メートル88が胸を張る。初回の右前先制打をはじめ、3安打はいずれもタイムリー。門馬監督は今大会で大田がチャンスで敬遠される可能性を考慮して3番に据えたが、本人は「打順は3番でも“相模の4番”のプライドを持って打席に入ってます」と責任感をにじませた。
 今秋ドラフトの目玉となる大型遊撃手にスカウト陣の視線は熱い。ヤクルト・宮本スカウトはヤンキースの名遊撃手を引き合いに出し高評価。「パワーは随一。プロでもショートを守れたら、ジーターを思わせる素材」。巨人・藤本スカウトも「体が大きいと低めの変化球が苦手な傾向が強いが、彼は対応している。打撃は高校生の域を抜けた」と絶賛した。
 東海大相模は春夏合計14度の甲子園出場を誇るが、夏は77年以来遠ざかり、06年から2年連続で神奈川大会決勝で敗れる悔しさも味わった。大田は「夏切符を手にするためにやるだけです」と主将の顔ものぞかせた。巨人・原監督にあこがれて広島県から入学した大砲は、誇りを胸に31年ぶりの頂点を目指す。

 ◆大田 泰示(おおた・たいし)1990年(平2)6月9日、広島県広島市生まれの18歳。3歳から野球を始め、投手と三塁を兼任。広島・城南中では中2秋に県大会優勝。遠投100メートル、50メートル走6秒3。家族は両親、兄2人。右投げ右打ち。1メートル88、88キロ。

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