本拠地１０連勝呼んだ！福留Ｖ３ラン

＜カブス・ブレーブス＞１回、５号３ランを放つ福留

　【カブス７－２ブレーブス】カブスの福留が初回に右中間へ先制５号３ランを放った。２死一、二塁。カウント２―１からの４球目。先発ベネットの内寄りのスライダーを完ぺきに運んだ。３球目までは直球だったが「投手の球種はすべて頭の中に入っている。追い込まれているし、来てもおかしくない」と福留。今季、２死からの得点圏打率は試合前時点で・１２０だっただけに「２アウトからの得点というのは相手も嫌でしょ」と笑った。

　２、３打席目は四球を選んだ。打つべき球だけを打つ姿勢は不変だ。これで本拠地１０連勝。カ軍今季初の完投勝利を挙げたデンプスターも「フクの初回の３ランが楽にしてくれた」と感謝した。

　ただ、２回に死球を左手甲に受けたソリアーノが病院での精密検査の結果、骨折と診断された。全治６週間で前半戦の復帰は絶望。「簡単には埋まらない穴ですが、僕ら周りの選手がカバーしていくしかない」と語る福留にかかる期待はさらに大きくなった。