近大、東海大など4強/全日本大学選手権

[ 2008年6月13日 15:06 ]

 全日本大学野球選手権第4日は13日、神宮球場で準々決勝を行い、1981年以来の大学王座を狙う明大(東京六大学)のほか前回準優勝の東海大(首都)昨秋の明治神宮大会覇者の東洋大(東都)と近大(関西学生)の優勝経験のある4チームが準決勝に進出した。

 明大は1年生の野村とエース岩田の継投で、前回8強の上武大(関甲新)を2―0で下して、4年ぶりの4強入り。東海大は小松崎が初出場の中部大(愛知)を3安打に封じて、5―0で快勝した。東洋大は東北福祉大(仙台六大学)を13―0の5回コールドゲームで圧倒して、13年ぶりのベスト4進出。近大は前回4強の東日本国際大(南東北)を3―0で破り、2年ぶりに準決勝に駒を進めた。
 準決勝は14日に同球場で、明大―東海大、東洋大―近大を実施する。

 ≪1年生右腕野村が好投≫明大の1年生右腕野村が、8回を6安打無失点でチームを4強に導いた。昨年夏に広陵高(広島)のエースとして甲子園大会準優勝。その実力を、上武大に対して無四球で三塁すら踏ませない堂々の内容で示した。5度も先頭打者に安打を許したが、「自信がある」と話すスライダーとチェンジアップで切り抜けた。第1試合ながら梅雨の晴れ間で気温は回を重ねるごとに上昇。それでも昨夏に決勝まで6試合に投げ抜いただけに「暑いのは苦じゃない。いい天気の方が気持ちいい」と笑顔だった。

続きを表示

2008年6月13日のニュース