“第4の男”金沢 堂々リードに打も◎

[ 2008年5月12日 06:00 ]

<ロッテ・楽天>初スタメンマスクながら好リードの金沢(左)は清水直からウイニングボールを贈られる

 【ロッテ6―1楽天】勝利の儀式は格別だった。清水に駆け寄ってナインとハイタッチ。負ければ2年ぶりの6連敗というチームの危機を救ったロッテの“第4の男”金沢が、充実感と安ど感が入り交じった笑みを浮かべた。

 「緊張するかと思ったけど落ち着いてできました。結果がすべてだし、抑えて勝てて良かった。楽しかったです」
 里崎、橋本、田中雅と捕手が相次いで負傷離脱。6年目の金沢は9日に続いて1軍出場2試合目。初先発マスクも懸命のリードで試合を組み立てた。雨天中止の前日から入念に清水と打ち合わせ。橋本にもアドバイスを請い、リーグトップのチーム打率を誇る楽天打線を翻ろうした。9回1死二、三塁からリックに左前打を許したが、好ブロックで二塁走者・渡辺直の生還を阻止した。守るだけじゃない。4回は、9日のプロ初安打、初打点に続く中前打で2点目を叩き出し、湿り気味だった打線も波に乗せた。
 売りは遠投120メートル以上の強肩。2月21日の楽天との練習試合(久米島)は初回に2安打1四球の走者をけん制などで一、二、三塁とすべての塁で刺して話題となった。この日は自慢の肩を披露する機会はなかったが、清水に誘われて初のお立ち台へ。「試合より緊張しました。母の日のいいプレゼントになりました」。若き女房役は母・一枝さんへの恩返しも重なって、声を弾ませた。
 バレンタイン監督は「まるでずっと1軍にいたような姿を見せてくれた」と絶賛。里崎らの復帰時期は不透明で、2軍も捕手は青松と育成選手・宮本だけ。それでも年俸489万円の男は謙虚に「もっと勉強しながらやっていきたい」。ポスト里崎へのステップアップは、そのままチームの上昇へとつながる。

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