コニカミノルタV2 野口&新田“東北魂”連続区間賞

[ 2014年1月3日 05:30 ]

ゴール後、胴上げされるコニカミノルタの7区・菊地

スポニチ後援ニューイヤー駅伝第58回全日本実業団対抗駅伝

(1月1日 群馬県庁前発着=7区間100キロ)
 みちのくコンビで日本一だ。コニカミノルタが4時間53分35秒で2年連続8度目の優勝を飾った。ともに宮城出身で東北高卒業の5区・野口拓也(25)、6区・新田良太郎(24)が連続区間賞で勝負を決めた。トヨタ自動車九州が4時間54分59秒で2位、日清食品グループが4時間56分48秒で3位。開催地・群馬を拠点にするSUBARUは5時間0分10秒で9位、初出場のDeNAは5時間2分4秒の17位に終わった。

 駅伝日本一のタイトルは譲らない。コニカミノルタのアンカーを任されたルーキー・菊地が歓喜のゴールに飛び込むと、そのままチームメートに突進だ。荒い呼吸のまま4度宙を舞う。13年からチームを率いる磯松監督は「みんな粘り強く走ってくれた。選手に連覇のプレッシャーはあったと思うけど褒めてあげたい」と喜びをかみしめた。

 Vロードを切り開いたのは5区の野口と6区の新田だ。野口は13キロ付近でスパートしてトヨタ自動車・大石を突き放すと、トップで新田へ。新田もトヨタ自動車の松本と序盤は並走したが、4キロで仕掛け1分45秒差をつけた。2人は宮城出身で東北高で汗を流した。「勝つためには自分がどういう走りをしないといけないか考えた結果」と野口が胸を張れば、新田は「高校の1学年上の先輩とタスキリレーができて、優勝できてうれしかった」と笑った。

 4区のエース・宇賀地は24日のドバイ・マラソンで初めて42・195キロに挑戦。新田も2月の東京マラソンに向け「マラソン練習に本格的に取り組んで手応えをつかめた。東京につなげられたらいい」と気合十分だ。新春の風に乗ったコニカミノルタ勢が、マラソン界も席巻する。

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2014年1月3日のニュース