拓大2区・モゼ 最後の箱根10人抜き 過去最高6位

[ 2014年1月3日 05:30 ]

第90回箱根駅伝

(1月2日 東京・大手町~箱根・芦ノ湖、往路5区間108キロ)
 拓大は往路過去最高となる6位と健闘が光った。2区のケニア人留学生のモゼ(4年)は勢いよく飛び出したものの7・5キロ付近で突如ペースダウン。それでも10人抜きで7位に引き上げた。

 「抑えろと言ったが(言葉が)通じなくて、下がれと言ったら下がりすぎた」と名将・岡田正裕監督は苦笑いだが、オーバーペースを抑えたことで失速することなく確実に順位を上げた。

 モゼにとっては最後の箱根路だったが、今回はチームワークに徹した。近くで練習する実業団チームのヤクルトに所属するケニア人選手に「何のために日本に来ているのか」と説かれ、タスキの重さを理解。それからチームのために走ることを意識するようになったという。指揮官は「6位は上出来。シード権は獲れる」と自信をのぞかせていた。

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2014年1月3日のニュース