【箱根駅伝】東洋大 2年ぶり4度目の総合優勝!駒大の学生3冠阻む

[ 2014年1月3日 13:26 ]

第90回東京箱根間往復大学駅伝でゴールする東洋大のアンカー、大津顕杜

第90回箱根駅伝

(1月3日)
 第90回箱根駅伝は3日、前日2日の往路に続いて復路(神奈川・箱根町~東京・大手町、108・9キロ)の5区間で行われ、往路優勝の東洋大が独走で復路も制し、完全優勝。2年ぶり4度目の総合優勝を勝ち取った。

 タイムは10時間52分51秒。歴代2位の好タイムで、2位駒沢に4分以上の差をつけての圧巻の勝利だった。東洋大の復路のタイムは5時間25分38秒で、復路新記録となった。

 東洋大は6区の山下りで日下(4年)が、2位駒大にスタート時より18秒差をつけると、7区服部弾(1年)、8区高久(3年)が区間賞で勝利を引き寄せ、駒大の追い上げも届かず、9区上村(2年)、10区大津(4年)で逃げ切った。

 酒井監督は「2位は敗北と同じ。箱根だけは譲れない」と言い続けて箱根駅伝に臨み、選手は「その1秒をけずり出せ」をスローガンに、学生駅伝5大会連続2位の悔しさをぶつけ、出雲、全日本で敗れた駒大に雪辱した。

 2位の駒大はじりじり差をつけられ、9区で主将の窪田が28秒差を詰めたが、東洋大を脅かすことができずに、これまでの大学記録を上回る10時間57分25秒を出しながらも目標だった学生駅伝3冠はならなかった。

 3位には9区で早大を逆転した前回優勝の日体大が入り、3年ぶりの優勝を目指した早大は4位に終わった。

 青山学院大は10区で明大を抜いて、88回大会と並ぶ大学史上最高の5位。明大は6位だった。

続きを表示

この記事のフォト

2014年1月3日のニュース