東洋大 高久 腕に書いた「その1秒をけずりだせ」で区間賞

[ 2014年1月3日 12:01 ]

トップで戸塚中継所に飛びこむ東洋大8区・高久

第90回箱根駅伝復路

(1月3日)
 東洋大8区の高久龍は1時間4分35秒、歴代4位の記録で区間賞で2位駒大との差を3分40秒に広げた。

 前半は17年ぶりの区間新も期待させるハイペースの走りを見せ、ゴール後はしばらく倒れたまま起き上がれなかった。

 スタート10分前、左腕の内側に「その1秒をけずりだせ」との文字を刻んだ。タスキを受け取った7区の1年服部弾馬の腕に書かれていたのをテレビで見て、服部の兄・勇馬(2年)から「高久さんも書いてくださいよ」と言われた。後輩たちから受け取ったタスキとメッセージが気持ちを奮い起こした。

 「1秒でも稼いで、安心して走れるようにタスキをつなげようと思いました」。2年ぶりの総合優勝が見えてきた。

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2014年1月3日のニュース