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ダブル連発 キスに夢チュ〜 駿河湾&遠州灘で3人合計50匹

[ 2017年6月11日 07:19 ]

向原さんに良型が(相良海岸で)
Photo By スポニチ

 天気、海況とも次第に好状態になってきている。底潮温のムラが解消すればシロギスの好釣りが期待できそうだ。駿河湾と遠州灘の状況把握に出掛けたので報告する。(スポニチAPC 川上 二郎)

【掛川市・国安海岸】

 大潮からの中潮3日目。満潮は午前7時44分、干潮午後2時43分(静岡県清水港)。釣り場の潮温は20・5度(筆者測定)。同行者は小田原市の向原一男さん(65=会社員)と川向幸雄さん(68)だ。東名高速道菊川ICから国道150号経由で7時前、掛川市のコンクリート工場近くの駐車場に着いた。

 排水溝の右側に向原さん。その右側50メートルに筆者。その右側50メートル付近に川向さん。始めて間もなく川向さんに17センチがヒット。その後しばらくヒットがないので筆者は排水溝の左30メートル付近へ移動。潮が動き始めた9時半すぎから魚信が多くなってきて75〜40メートル間で15〜17センチがヒットする。向原さんは100メートルに移動し、「110〜60メートル間でヒットしている」と電話があった。

 川向さんは不慣れな釣り場のようで苦戦中。そこで向原さんの近くへ川向さんと移動する。数匹ずつ釣った。「この付近は釣れ始めの状態?」とは3人の状況判断。

 10匹を超えた11時すぎに大型が期待できる相良へ移動する。

【相良・波津海岸】

 左手方向から3群目と4群目のテトラ群の間を釣る。過去の実績で好結果の出ている所だ。投げ始めてすぐ向原さんが17センチ前後のダブルヒット。

 筆者も140メートル付近で16センチがヒット。川向さんは右の消波ブロック付近を攻めていたがヒットがなさそう。

 筆者と向原さんの左へ入るよう促す。移動直後に17センチのダブルヒット。向原さんにも良型のダブルヒットがあり、筆者には25センチ超と16センチのダブルヒットがあった。干潮の底に近づいたころ、食いが急速に落ちたので納竿とした。3人の釣果は計50匹。最大は26センチ。試釣は「まずまずだった」と言えよう。

 今回の釣行から遠州灘は6月中旬以降、梅雨明けまで「期待できる」と判断。海の状況の悪い時も釣りになる相良付近も良型交じりで期待できそうだ。

 ◎攻略方法 国安海岸は波の白く崩れているところを避け、波の立ちにくい所や潮が沖に払い出している所を釣る。右か左に移動して魚の居場所を探る。オモリは潮で流されないくらいの“少し重め”を使う。筆者のオモリはタングステン。サンダーで角張らせてある(流されにくくした=D社、F社のものは丸いが重さは表示より重いので調整の意味からも削っている)。両海岸とも潮の動いている時間帯を釣ることが重要だ。

 ○…今回も仕掛けのテストをした。潮温が上昇したての食いの悪い時に使えそうな仕掛け(別図)を参考に。ハリも湘南ギス5、6号。ビクトルキス6、7号。アスリートキス4、5号。手返しキス4、5号などを3〜5本バリ仕掛けで使ってみた。どのハリも曲がりや折れ、伸びもなく問題なく使用できた。掛かり方に若干差が出たが少しでも数を伸ばそうというときは小さめを選んだ方がベター。

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