ステージ4のがん闘病中・森永卓郎氏 治療費支払い「1カ月300万超え」 保険入っているのになぜ…

[ 2024年1月29日 16:00 ]

経済アナリストの森永卓郎氏
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 ステージ4の膵臓(すいぞう)がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が29日、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)にスタジオ出演した。

 がん公表から入院を経て、約1カ月ぶりのスタジオ出演。退院後も通院しながら治療を続けているが、「保険、効かないです。皆さんにお話しをしといた方がいいと思って。標準治療やってると、お金はかからないし、高額療養費制度があるから実質せいぜい1カ月10万ちょっとで済むんですが、私がやってるのは自由診療。正直言っちゃうと、1カ月の支払い300万超えました」と明かし、共演者は「え?!」と絶句。

 「いろんな検査があったんで膨れ上がってたんですけど、平準化されても1カ月200万かかる。っていうことは、1年続けると3000万くらいかかる。これを全額自分で払わなきゃいけないんですよ」と嘆いた。

 保険に入っていたのでは、と聞かれ「そこが私、大失敗しちゃって。がん保険に入ってたんですけど、会社が入ってて。会社が私に保険をかけていて、確認したら、会社が保険料を払った場合は保険金出るんですけど会社に入るんですよ。私に1円も来ないんです」と保険金が会社に支払われる形になってしまっているという。

 「ほんと、これは海より深く反省。入る時に『がんなんかなんねえよ』って思ってて、詰めて考えなかった。会社が丸儲け状態」と後悔しきり。「会社」というのは森永氏自身の会社だが「給与を改定していいのは年1回だけなんです。今年5月に給与改定できるんだけど、今仕事減らしてるんで、給与上げると会社が真っ赤っかになっちゃう。いろいろ問題が山積みです」と悩ましげ。

 個人でがん保険に入った方がいいのかと聞かれ、「一番おすすめは標準治療でおさめる。そうすれば大した金はかからない。だけど、どうしても都合があって仕事しなきゃいけないとかいう人は自由診療になる人は自分でお金を払うと。これ、意外とマネー雑誌とかに書いてないんですよ。自分で払いましょう」と語った。

 莫大な自己負担に「うちのすぐ近くに新築住宅が分譲されてるんですが、それが3280万くらい。家一軒ですよ…」とため息。「あと2か月は状況を見守るしかない」ともどかしそうだった。

 森永氏は昨年12月27日にレギュラー出演するレギュラーコメンテーターを務めるニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」(月~木曜前8・00)で自身がステージ4の膵臓がんと診断されたことを公表。

 息子で経済アナリスト・康平氏のYouTubeチャンネルに出演し、「実は来週、1週間入院を続けて、そこで退院する予定になっています。勝負は再来週。一応、今の段階ではラジオのスタジオに顔を出せたらいいなとは思っています」と入院することを明かしていた。月曜日のレギュラーを務める「ゴールデンラジオ」には病室からリモートで出演を続け、22日に退院していた。

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