山口真由氏 桐島容疑者名乗る男死亡に「自己顕示欲があさましい」

[ 2024年1月29日 11:19 ]

山口真由氏
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 元財務省官僚で信州大の山口真由特任教授が29日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。1974~75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男が同日午前、入院先の神奈川県鎌倉市の病院で死亡したことに言及した。

 死因は病死で、関係者によると、死亡確認は午前7時33分。末期の胃がんで治療を受けていた。警視庁公安部は身元の確認を急ぐ。桐島容疑者は約49年間逃亡。容疑者本人であれば、長期間にわたる逃亡生活や組織の全容解明は遠のいた。

 男は約1年前から通院し、今年入院した。25日になって「桐島聡」を自称。「最期は本名で迎えたい」と話していた。男は「内田洋」という名前を使い数十年前から神奈川県藤沢市の工務店で、住み込みで働いていた。金融機関の口座を持たず、勤務先から現金で給料を受け取っていたとされる。口座開設時に厳しい身元の確認があるため、男が容疑者本人であれば警察の追跡を恐れ、避けた可能性がある。

 山口氏は「完全に自分の死期を悟って、最期の思想犯独自の自己顕示欲みたいなものなのかなと思いますけれども、自己顕示欲があさましいなという感じがしてしまいます」と自身の受け止めを述べた。

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