玉川徹氏 桐島容疑者名乗る男死亡、指名手配写真に「顔はもうたぶん全然違うと思う…今見たとしても」

[ 2024年1月29日 11:56 ]

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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が29日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。1974~75年に起きた連続企業爆破事件の一つに関与したとして、爆発物取締罰則違反容疑で指名手配されていた過激派「東アジア反日武装戦線」のメンバー桐島聡容疑者(70)を名乗る男が同日午前、入院先の神奈川県鎌倉市の病院で死亡したことに言及した。

 死因は病死で、関係者によると、死亡確認は午前7時33分。末期の胃がんで治療を受けていた。警視庁公安部は身元の確認を急ぐ。桐島容疑者は約49年間逃亡。容疑者本人であれば、長期間にわたる逃亡生活や組織の全容解明は遠のいた。

 男は約1年前から通院し、今年入院した。25日になって「桐島聡」を自称。「最期は本名で迎えたい」と話していた。男は「内田洋」という名前を使い数十年前から神奈川県藤沢市の工務店で、住み込みで働いていた。金融機関の口座を持たず、勤務先から現金で給料を受け取っていたとされる。口座開設時に厳しい身元の確認があるため、男が容疑者本人であれば警察の追跡を恐れ、開設を避けた可能性がある。

 玉川氏は、桐島容疑者の指名手配写真を見ながら「この写真しか知らない人がいっぱいいると思うんです。僕もあまりリアルタイムではないんですけど、この写真は知っているんですけどね。ただ、もう(写真が撮られた時期から)50年くらいたっているわけですよね。そうなると、顔はもうたぶん全然違うと思う。だから、この写真を今見たとしても分からないですね」と見解を話した。

 「この間、僕、大学のラグビーサークルの集まりに行って、30年ぶりくらいの人と会ったんですけど、まあ面影がない人がいっぱいいましたからね。名前を聞いても、あの時のあなたですか?っていう感じで、全く顔と名前が結びつかない人が何人かいましたから。50年前っていうと、この写真を見ても捕まえることはできなかったんじゃないかと思いますよね」と自身の経験を踏まえて語った。

 月曜コメンテーターの俳優石原良純が「これをきっかけに日本赤軍とか連合赤軍とか連続企業爆破事件を、僕らのように回顧する人がいるじゃないですか。彼の死に至る時に結局、それが狙いでしょ。何か、本当に悔しいというかね」と感想を口にすると、玉川氏は「でも本人が語っているところによれば、最後は本人に戻りたかったというようなことを言っているって話だから、もちろん、どこまでも左翼の犯罪者として最後まで全うするっていうことだけじゃない、何か後悔みたいなものも持ちながら生きてきた可能性もありますよね。ただ、出頭は最後までしなかったけど」。これに、石原は「出頭してないわけですよ。これで出頭していたら分かるけれども…。やり口が、いわゆる病院に行ったわけだから」と指摘していた。

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