田崎史郎氏「辛坊さん、選挙出られたらいい」 政治と金めぐる騒動で“緊急提言” 辛坊氏の本音は!?

[ 2024年1月29日 17:12 ]

辛坊治郎氏
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏(73)が29日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。番組MCを務めるキャスター辛坊治郎氏(67)に、政治家転身を勧めた。

 3時間半のスペシャル版となったこの日の同番組には田崎氏がゲスト出演して、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件についてトークした。現在、各政党を合わせると年間約300億円の政党交付金が使われている。「毎年、300億円も流している国は私の記憶ではない。それ以外の金の流れは止めた方がいい」と辛坊氏が持論を語った。

 一方で、田崎氏は「政治活動やるためには秘書が必要で、秘書の数はアメリカに比べたら少ない」と話し、政党交付金だけでは政治活動に足りない部分があると指摘し、「では、政党助成金を増やしますか?ということになる。それも抵抗がある」と語る。

 現状を理解しつつも、辛坊氏は「でも、そんなに政治に金がかかると言っても、地方議員に金をばらまくのはやめようよという話」と指摘。2019年の第25回参議院議員通常選挙で、河井克行・河井案里夫妻による公職選挙法違反事件が起こったが、今でも裏金の流れは消えていない。そのため辛坊氏は「今がやめどき。企業団体献金、およびパーティー券の販売」と強く主張した。

 ただ、田崎氏は「そうするとね、お金持ちや世襲議員が結果的に増えてくると思います。つまり、お金のない人が選挙に出るためには、お金を集めないといけない。その時にパーティーをやったりして集めて、ようやく選挙ができるようになる」と説明すると、辛坊氏は「う~ん」と黙ってしまった。

 田崎氏は「結構、大変だと思います。僕は自分自身が国会議員になる気持ちは全くない」と率直な気持ちを口にしたが、辛坊氏は「田崎さんはお金かけずに国会議員になれる人だから、私はそういう人がなったらいいと思う。田崎史郎という名前があれば、政策を掲げて地方議員にばらまく必要もないし、企業団体で政治献金してくれた人の顔色をうかがう必要もない。本当にやりたいことができるはずで、そういう人が出ていくべき」と推薦した。

 だが、田崎氏に「それなら、辛坊さん出られた方がいい」と返す刀で言われると、辛坊氏は困った顔で「この話、堂々巡り」と話し、2人で苦笑いしていた。

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