ステージ4すい臓がん公表・森永卓郎氏 1カ月ぶりスタジオ出演 被災地の高齢者移送問題に「地元に…」

[ 2024年1月29日 11:42 ]

経済アナリストの森永卓郎氏
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 昨年末にステージ4のすい臓がん闘病を公表した経済アナリストの森永卓郎氏(66)が29日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー」(月~木曜前8・00)に生出演。今月22日に退院しており、約1カ月ぶりにスタジオ出演を果たした。

 番組内では被災地の高齢者の移送問題が取り上げられた。断水などを理由に約1000人の高齢者が他地域への移送を余儀なくされているという報道について、森永氏は「私も高齢者なので気持ちは分かるんですが、高齢者になればなるほど自分の家、地元を離れたくないんですね」と高齢者の気持ちをくみ取りつつ、「停電して電波もない。何よりも水がこないのは致命的なんですね。水は人間が生きるために一番必要」とした。

 「能登半島の北部と金沢市は全然違う。自分の家族とか親戚、友達がみんないるわけ。仕方ないけど、金沢に移っちゃうと高齢者は環境の変化に弱い。どういう街をつくるかは地元の話し合いだけど、仮設住宅でも地元に住める場所をつくっておくのを本気で考えないといけない」とこれまで住んできた、慣れ親しんだ地域で取り組みを続けることを訴えた。

 被災地では65歳以上が8割を超えるという避難所もあるとされ、要介護者が増えているという現状も紹介。体を動かす機会がないため健康状態が懸念されているということに、森永氏は「個人的な話をして申し訳ないけど、この1カ月ベッドにいて筋肉をつくるのは結構大変なんですけど、落ちるのはあっという間に落ちるんですよ。私のところにも要介護認定の審査に来たんです。まだ結果は出ていないですけど、多分要介護1になる可能性が高いんじゃないか。ずっと同じところ、避難所にいると弱っていっちゃう。だから、ちゃんと生活できる基盤を早めにつくらないとどんどん悪くなっていっちゃう」と自身の経験を踏まえて指摘した。

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