大河「麒麟がくる」染谷将太 「信長は最後まで光秀が好き」

[ 2021年1月31日 20:45 ]

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じる染谷将太(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じる俳優の染谷将太(28)が31日の放送終了を受けて「信長は恐ろしい男」とコメントを寄せた。

 次週2月7日の放送は、本能寺の変が描かれる最終回。31日の放送で信長は家康(風間俊介)の戦勝祝いの席で怒りをあらわにして光秀(長谷川博己)を足蹴(あしげ)にした。その直前に描かれたのが、仲良く歩く光秀と家康を信長がこっそり見つめる場面。まるで恋人の心変わりを疑うような姿だった。

 染谷は「あの描写は怪物をほうふつさせるシーンだと思いました。信長のピュアさはとても動物的で、まるで獲物を狙うように嫉妬のかたまりと怒りを出したと思ったら、次の祝いの場ではにこやかに始める。恐ろしい男です。監督は『エイリアンカット』と名づけていました(笑い)」と明かす。

 この大河で描かれた信長と光秀は、内面的に強い結びつきを持つ関係。染谷は「信長はやはり最後まで光秀のことが好きでした。しかし、本当の意味では光秀のことを理解していませんし、ちゃんと相手を見られていません。光秀に映っている自分しか見ていないのです」と指摘する。

 1年以上かけて築き上げた2人の関係性。染谷は自身の演技について「相手の芝居を受けているようで、受けすぎない、見ているようで見ていない、そんなことを意識しながら関係を構築して来ました」と振り返る。

 いよいよ迎えるクライマックス。染谷が演じる信長が本能寺でどんな最後の姿を見せるのか注目される。

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2021年1月31日のニュース