日本ハム新庄監督　異例“真っ黒”限定ユニを「ビジター用にしたい」予定になかった報道対応で球団にお願い

パ・リーグ   日本ハム5－0ロッテ （ 2024年4月21日    エスコンF ）

＜日・ロ＞ファンに手を振る新庄監督（撮影・高橋　茂夫）
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　日本ハムは21日、ロッテを5－0で下し、昨年8月17日に5連勝して以来の4連勝（引き分け挟む）で、今季初の同一カード3連勝を飾った。首位・ソフトバンクがオリックスに敗れ、ゲーム差は1に縮まった。

　0－0で迎えた4回、3番・万波が左越えへ先制の3号2ランを放つと、続くマルティネスも左越えに3号ソロと2者連続アーチ。田宮、中島にも適時打が出てこの回一挙5点とした。

　投げては開幕から勝ち星がなかった左腕・加藤貴が9安打されながらも4併殺と後続を打ち取って、121球完封の好投。今季4試合目で初勝利をマークした。

　前日は北山が完封し、2－0で勝利。チームで、2試合連続完投完封するのは95年7月4日と5日の西武戦、グロスと西崎が達成して以来29年ぶりとなった。

　新庄監督は試合後、「テレビ（の取材対応）をする予定なかったんですけど、マスコミを通して、球団の方にアピールしたいことがあって」と切り出し、「この（エスコン1周年記念）ユニホームをビジター用にしたいなと思って。まだ球団には言ってないけどテレビさんを使ってアピール。ファンの方も、すごく格好いいという声が多いので。僕が好きなのは白のベルト。みんな隠すから、隠さずに着てほしいなって。ビジター用ユニホームも良いデザインですけど、少しだけオーラが消える。このユニホームで5勝2敗1分けというところで、この会見が終わったらお願いにいきます」と直談判する方針を語った。

　引き分けを挟んで4連勝し「加藤くんの表情が練習の時から暗くて。なんとか笑顔を早く取り戻してほしいと。きょうは5回が終わった時点で、5－4まで加藤くんで行こうと思ってました。あとは開幕ローテーションに入ってる上原くん、バーヘイゲン、根本くんしかり、鈴木健矢くんも早く1勝を付けてあげたい気持ちでいっぱいです」と振り返った。

　先発陣の奮闘で2試合連続完投完封勝利。「きょうは加藤くん、きのうは北山くんがゲームを作ってくれましたね。やっぱりテンポがいいでしょ？　四球が少ない。きのうも、きょうも１つ。（拍手して）大好きなんですよ。テンポがいい中で野手がああいう風に打ってくれる。野球の流れとして完璧です」と称えた。