DeNA・京田 バースデー2適時打で最下位脱出!30歳今季初スタメンでヘッスラも2回

[ 2024年4月21日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7―4ヤクルト ( 2024年4月20日    神宮 )

<ヤ・D>2回、適時三塁打を放つ京田(撮影・藤山 由理)
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 戦う顔をしています――。バトルフェースです――。ラジオ中継は、そう繰り返した。30歳の誕生日を迎えたDeNA・京田が、連敗を5で止めた。

 「ずっとチャンスは来ると思っていた。準備はずっとしていた」

 球場入りすると「8番・遊撃」で今季初スタメンを告げられた。中日時代の22年、立浪監督から「戦う顔をしていない」と試合中に遠征先から名古屋に強制送還された経験があるが、三浦監督は「顔を見たら常に“使ってくれよ”と(語っていた)」とその「顔」に託した。

 左翼席からバースデーソングが流れた。1―0の2回1死一塁。「曲を流していただいたので打つつもりはなかった」と初球を見送る。「2球目から勝負をかけた。一発で仕留められた」。メロディーを堪能した後、阪口の2球目を右中間へ。頭から滑り込む適時三塁打だ。三塁打は「戦う顔をしていない」と指摘された22年以来2年ぶりで、移籍後は初めてだった。

 昨季までは「当てにいく癖があった」と、ボールを捉えるポイントを前寄りに置いて強く振り抜く打撃に立ち返った。5回は2死一塁からの5連打を締める遊撃適時内野安打。再びヘッドスライディングでこの回の4点目を叩き出し、チームを最下位脱出に導いた。

 試合前は牧が用意してくれた誕生日ケーキを食べて試合に臨んだ。21日は牧の26歳の誕生日で「おいしかった。今度は僕が用意する」。指揮官は「最高の誕生日。自分で自分を祝って打点も挙げた」と称えた。3時間25分の打撃戦にフル出場。京田は「久しぶりに試合に出たら疲れた」と一瞬笑い、また戦う顔に戻った。(神田 佑)

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