ソフトバンクのドラ1・前田悠 2軍でホロ苦プロ初登板もエースへの貴重な経験「課題たくさん見つかった」

[ 2024年4月21日 05:45 ]

ウエスタン・リーグ   ソフトバンク4-4広島 ( 2024年4月20日    タマスタ筑後 )

2軍戦でプロ初登板するソフトバンク・前田悠
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 この経験を成長への糧にする。ソフトバンクのドラフト1位左腕・前田悠伍投手(18)が20日、ウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で公式戦プロ初登板。自らの2失策もあり、1回を投げて2安打2失点だった。

 1点リードの7回に2番手としてマウンドに上がった。先頭の大盛の一塁へのゴロに自身のベースカバーが遅れ内野安打となり、けん制を悪送球して無死二塁といきなりピンチを背負った。さらに持丸の投前バントを一塁へ悪送球して同点に追いつかれた。無死二塁から内田を二飛、続く佐藤をチェンジアップで空振り三振に抑えて何とか2死までこぎ着けたが、韮沢に左中間二塁打を浴びて勝ち越しを許した。

 直球の最速は141キロ。高校時代とは異なる硬いマウンドでの雨中の登板は初めてで滑る感覚があり、「修正しきれなかった」と振り返った。当初は2イニングの予定だったが、マウンド状態と球数を考慮されて1イニングとなった。

 ホロ苦いものとなったが、クレバーな左腕からすれば悔しさも含めて貴重なマウンドになったはずだ。「初登板でこういう経験ができて、課題がたくさん見つかった。修正してレベルアップしていかないといけない」と前を見据えた。

 球団の「特別育成プログラム」に沿って取り組んでおり、再び4軍に戻り体づくりをしていく予定。金の卵が段階を踏んでエースへの道を歩んでいく。(木下 大一)

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