阪神・大竹が“昼の聖地不敗神話”継続「デーゲームは好きですね」 八代亜紀さん効果で同点打も!

[ 2024年4月21日 05:15 ]

セ・リーグ   甲子園 ( 2024年4月20日    阪神15-2中日 )

<神・中>阪神先発・大竹ピッチング(撮影・井垣 忠夫)
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 お昼の甲子園では負けへんデー!先発・大竹が、7回2失点で2勝目。これで甲子園でのデーゲームは通算7試合5勝0敗と不敗神話を継続させた。

 不安定だった立ち上がりから立ち直った。1点リードの2回には先頭の細川から山本、上林と3連打を浴び、あっさりと逆転を許した。わずか2イニングで被安打6。だが3回以降は別人になったかのように涼しい表情で5イニングを2安打無失点と好投。きっかけとなったのは2回攻撃時に受けた岡田監督の助言だった。

 「“もっと遊べ”と言われたので、じゃあ遊んでみようと。(坂本)誠志郎さんとも話して、そういう投球をやってみるかと」。5回には4番・中田に89キロスローボールを投じるなど“遊び”を交えて緩急を操った。大量援護にも恵まれ、尻上がりに調子を上げた。

 バットでも自らを助けた。1点を追う2回無死満塁では、今季から甲子園の第1打席で使用する八代亜紀さんの名曲「雨の慕情」に背中を押され、大野から投手強襲安打。「(打撃コーチ)水口さんが気合の入った顔で“打て”とされていたので(笑い)」。貴重な同点打で波に乗った。

 竜打線を巧みに料理し、5回0/3を4失点で黒星を喫した13日のリベンジに成功。食通で知られる左腕は「デーゲームは好きですね。このあとご飯をゆっくり食べられるし」と笑顔で帰途に就いた。 (杉原 瑠夏)

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