ロッテ・二保が974日ぶり1軍登板で3人斬り 吉井監督称賛も「目が衰えてます(笑)」

[ 2024年4月21日 17:50 ]

パ・リーグ   ロッテ0―5日本ハム ( 2024年4月21日    エスコン )

<日・ロ>8回に登板した二保(撮影・高橋 茂夫)
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 ロッテの二保が0―5の8回に4番手で登板。阪神時代の21年8月21日の中日戦以来、974日ぶりに1軍のマウンドに上がった。万波を145キロのツーシームで二飛に打ち取ると、続くマルティネスをフルカウントからカットボールで空振り三振、加藤は直球で遊ゴロと3者凡退に抑えた右腕は「コースだけ間違えないようにという感じで投げた。ホームラン打っていたので、あれ以上は乗せないように。次の9回表の攻撃もありましたし、最終回、何とか良い流れで持っていけたらなと。仕事はできたのかなっていう感じです」と振り返った。

 昨秋、入団テストを経て育成選手としてロッテに加入。開幕直後に支配下登録へ返り咲き、16日に1軍合流した。阪神では長く1軍での登板がなかっただけに、「いろいろ考えるものはありました。ここ2、3年はもどかしい気持ちでずっと野球やっていたので、ほんとそれが報われたっていうか、努力してきて良かったなっていう感じでした」と胸中を吐露した。

 吉井監督は「今日は私が知ってるホークス時代の二保の真っすぐの強さで投げていた」と称賛したが、それを伝え聞いた本人は「いやいやいや、まだまだです。まだまだです」と強く否定。「それは吉井さんの目が衰えてます。昨日、誕生日を迎えて…おそらく」と笑いを誘い、「まだまだ真っすぐ自体もっと球速も出ると思いますし、状態をもっと上げていかないといけない」と表情を引き締めた。

 新天地での第1歩を踏み出した33歳は「僕の中でやっと開幕というか、スタートを切れたっていう感じ。沢村さんにも『やっとロッテの一員になれたな』って言われて、自分も嬉しかったですし、一緒に貢献できたら」と次の登板を見据えた。

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